2020年御翼12月号その3

         

アルコールの最大の害は魂への影響

 大手企業が顧客の広告代理店を経営するクリスチャンのウィン・クーパー氏は、バーバード大学のビジネス・スクールを優等で修了、結婚して6人の子どもが与えられ、ビジネスも大成功を収めたが、一つだけ問題があった。飲酒を抑制出来なかったのだ。

 「アルコール中毒は、肉体、精神、魂の3つの領域を不健全にする。そして、飲酒で最悪のことは、肉体への影響ではなく、精神と魂に及ぼす影響だ」とクーパー氏は言う。飲酒は、人間にとって最も大切な、神との関係を断絶させる。更に、家族や友人との親しい仲を破滅させる。

 クーパー氏は、親が酒を飲む様子を見て、もともとは酒など飲みたいとは思っていなかった。ところが大学に入ると、男子学生社交クラブの連中が、彼をターゲットにして無理にビールを飲ませた。それから、酒を飲む欲求が生まれた。その後、飲酒量は増える一方だが、1980年のクリスマスの頃、飲酒ゆえに神とも家族ともつながっていないことに気付く。仕事では顧客を失い、子どもたちに約束した事も守れない。「自己中心的な人がアル中になりやすく、彼らにとって、罪悪感をどう処理したらよいかということが大きな課題となる」とクーパー氏は言う。

 そんな彼が、シューラ―博士の礼拝番組を見て、愛なる神を知り、希望を見出し、クリスチャンが始めた断酒プログラム、アルコール中毒者更生会を通して更生した。




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